2024年10月12日(土)、13日(日)に滋賀県大津市の「大津祭(おおつまつり)」が開催されます。
祭りの魅力、曳山についてや、お囃子で盛り上がる町の様子、楽しみ方など知っておきたい知識を添えてお伝えします!
大津祭(おおつまつり)とは
大津市の中央に位置する天孫神社(てんそんじんじゃ)の祭礼で、国指定重要無形民俗文化財として、とても大きな祭りです。
日吉山王祭、長浜曳山祭に並ぶ「湖国三大祭」の1つであり、京都の祇園祭に似た風情のある祭りです。
知っておきたい行事は、
- くじ取り式
- 総囃子
- 山建て、曳き初め
- 宵宮、宵宮曳き
- 本祭
まずは、日程と詳細をお伝えしていきます。
2024 祭り日程
大津祭(おおつまつり) | |
日程 | 2024年10月12(土)、10月13日(日) |
場所 | JR大津駅周辺と中央大通り一帯、天孫神社 |
MAP 天孫神社 | |
主催 | 大津祭曳山連盟 |
問い合わせ | 077-525-0505 |
◆行事日程◆
⚫︎くじ取り式 9月16日(月)9:00〜
⚫︎総囃子 10月1日もしくは9月末
⚫︎山建て 10月6日(日)8:30〜
⚫︎宵宮 10月12日(土)夕刻〜21:00
⚫︎本祭 10月13日(日)9:30〜17:30
祭り行事の詳細
各行事なにをするの?とわからない方の為に内容をお伝えしますね♡
くじ取り式 | 本祭でおこなわれる曳山巡行の順番を決めるくじ引きです!
各曳山の代表が天孫神社に集まってくじを引き順番が決定します。 |
総囃子 | 子供を含む囃子方が9/16以降毎日練習を重ねます。
囃子の稽古の総仕上げです。 |
山建て•曳き初め | 本祭の一週間前に山蔵から曳山が出され、組み立てられます。
その後、曳き初め(ひきぞめ)といい、からくりの飾り付けなしの曳山を各町で巡行します。 |
宵宮 | 宵宮曳きが行われます!
※まだ、からくりは乗っていない。この時からくり人形は、町家に飾られています。間近で見ることができますよ! 笛、太鼓、鉦のお囃子が祭りを盛り上げます。 提灯が灯り、とても綺麗です!! |
本祭 | 天孫神社の鳥居前に曳山を止め、境内でくじ改めがおこなわれます。
各町の曳山、13基が大津市街地を巡行します。 各町の曳山には「からくり」が仕掛けられており、巡行が始まる前と、各箇所20箇所でからくりが披露されます。 |
見どころ!!
◆宵宮(よみや) 夕刻に曳山に提灯が灯されて、とても綺麗です!からくり人形も曳山からおりているので、間近で見ることができます!
◆曳山巡行(本祭)各箇所で「からくり」を演じます。これを所望(しょもう)といいます!故事や能楽、謡曲から取材したものとなっています。
各町の曳山の「からくり」がそれぞれ違うのでとても見ていて楽しいですよ!
巡行中、厄除け粽(ちまき)や手拭いを曳山から撒かれます。粽を手にすると、持ち帰り玄関にぶら下げて厄除で飾るなどするそうです。
手拭いは全部の種類を集めている方もいるそうですよ!笑
そして、囃子方の衣装に注目!午前と午後でお色直しがあるのです。
午前が紋付→午後には着流しという、からくりの題材に合わせた艶やかな衣装にかわります。
有料観覧席でみる!
- 迫力満点の曳山が目の前で見れる!
- 所望を間近で見れる!
- ゆったり見れる!
- 記念品付き(厄除け粽と公式パンフレット)
《料金》1席4,500円
《場所》①大津駅前中央大通り②NHK大津放送局駐車場
※特別オプション 公式御朱印帳セット席
年に一度、宵宮でしか授与されない特別な御朱印。
インターネット購入限定 1席10,000円
※チケットが完売している可能性もある為、問い合わせして確認することをおすすめします。
13基の曳山
西行桜狸山(さいぎょうざくらたぬきやま)
※唯一、くじ引き無しで、毎回先頭を担っている曳山です。 |
鍛治屋町 |
狸々山(しょうじょうやま) | 南保町 |
西王母山(せいおうぼざん) | 丸屋町 |
神功皇后山(しんぐうこうごうやま) | 猟師町 |
月宮殿山(げっきゅうでんざん) | 上京町 |
郭巨山(かっきょやま) | 後在家町•下小唐崎町 |
西宮蛭子山(にしのみやえびすやま) | 白玉町 |
龍門滝山(りゅうもんたきやま) | 太間町 |
殺生石山(せっしょうせきざん) | 柳町 |
源氏山(げんじやま) | 中京町 |
湯立山(ゆたてやま) | 玉屋町 |
孔明祈水山(こうめいきすいざん) | 中堀町 |
石橋山(しゃっきょうざん) | 湊町 |
各曳山に題材があり、所望(しょうもん)という「からくり」を披露する場所があります。各山それぞれ「からくり」が異なり、観客を楽しませてくれます!
題材は、故事や能楽、謡曲から取材したものでそれぞれの曳山の所望を少しお勉強していくと面白いでしょう!
参考に↓
囃子方
鉦、太鼓、笛からなるお囃子です。
囃子方は各曳山町の子供から大人まで練習を重ね、当日お役目を果たします。
小学生が鉦の担当、中学生になると太鼓です。
くじ取り式が行われる9月16日から、町屋で練習が始まり、毎日練習をします。
小学生は一生懸命練習して、幼いながらに祭りを誇らしく思い、開催を楽しみに練習に励んでいる姿が印象的です。
囃子方は重要なお役目なので、当日子供達が頑張っている姿を見るのも何か感じるものがあるのではないかと思います!
露店
天孫神社の境内に、60軒程の露店が出店しています。
やっぱり、お祭りには露店がなくては!
子供さん連れだと、人混みの中の移動は大変ですが、子供達から大人まで、露店があると楽しめます!
お目当てのもの目掛けて!てことも楽しみの1つ。
だだをこねる子供も、しばらくは美味しいもの食べて大人しくなりますし!笑
露店を楽しむのも、祭りの醍醐味です!
トイレの場所
人が多く集まる場所で移動がスムーズにいかないところでは、トイレの場所を確認していたほうが良いですね!
近場では
- 駅前フレンドマート
- JR大津駅
- ローソン大津駅前店
- 京阪大津駅
- 曳山展示館
の場所を頭に入れておくといいでしょう。
交通規制
交通規制が敷かれるので、
前もってチェックしておきましょう!!
アクセス•駐車場
《電車》
- JR大津駅
- 京阪びわ湖大津駅、島の関駅
《駐車場》
公共交通機関の利用をおすすめします。
神社周辺のコインパーキングは、満車の確率が高いので、JR大津駅周辺をあたってみると良いでしょう。
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↓↓
まとめ
大津祭の内容いかがでしたか?
みなさんも、近くで、各町の曳山で披露される「からくり」をご覧下さい!
「からくり」の操作を手動でおこなっているところも、歴史を感じさせます。
また、今年から参加するという小学生の幼い子供達が祭りに加わり、これからの将来も代々と引き継がれていくお祭りだな!と感じさせてもらえた祭りでした。
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