2025年「犬山祭」 豪華な山車と桜の融合、迫力満点の見どころ紹介

イベント

「犬山祭」とは、愛知県犬山市の針鋼神社(はりつなじんじゃ)の春季祭礼です。毎年4月の第一週の土、日曜日に開催されます。

2025年は4月5日(土)~6日(日)の2日間。

華麗な桜に囲まれて、豪華絢爛な車山が曳き回され、「どんでん」や「車切」という迫力ある演出があるなど、見どころが盛りだくさん!!この祭礼を楽しめるように、見どころをわかりやすくご紹介させていただきます。

犬山祭とは

 

犬山祭とは、愛知県犬山市に1000年以上前から鎮座する針綱神社(はりつなじんじゃ)の春季祭礼として開催される祭りです。

3層の車山(やま)13輌と3つの練り物が城下町で曳き回されます。

金襦袢で着飾った稚児たちが太鼓と笛を奏で、からくりを奉納し、夜になると各車山(やま)に提灯が灯されます。

華やかで煌びやかな車山(やま)をご覧になることができます。

昼と夜とで、車山(やま)の表情も違い、圧巻の風景を楽しむことができる。これぞ歴史ある車山行事として申し分ない祭礼行事となります。

★犬山祭の車山行事は平成18年に国の重要無形民俗文化財に指定

★山車(やま)13輌は昭和39年に愛知県有形民俗文化財に指定

『ユネスコ無形文化遺産』

2016年に全国33件の山・鉾・屋台行事が登録されており、愛知県は犬山祭を含め最多の5件が対象となっています。

 

日本を代表するお祭りということですね🌸🏯

例年来場者数は数十万人。2024年は約50万人の来場者数でした。遠方にお住まいの方も、観覧する価値はある祭礼です。

犬山市は、年々観光客が増加しています。※ナビタイム 2024年3月掲載で訪日外国人旅行者が訪れる冬の人気急上昇エリアランキング1位を獲得しています。

これは地域が企業の協力により、城下町の整備と、戦略的なPRで若者層を中心に認知され、観光客の増加に繋がったとされています。

素晴らしいですね。

針綱神社(はりつなじんじゃ)

針綱神社

引用:https://www.aichi-now.jp

住所:犬山市大字犬山字北古券65-1

問合せ:0568-61-0180

1000年以上の歴史ある神社です。安産・子授け・八方除・厄除・長寿の神として全国各地から崇敬されています。織田信長の叔父である織田信康公が安産・長寿を祈願して手彫りの犬を奉納したことが、はじまりらしいです。

元は、犬山城の天守閣付近に鎮座していたのですが、白山平と名栗町に2度遷座し、明治15年に現在の場所へ遷座しています。

犬山祭で行われる神輿渡御では、過去に鎮座された白山平と名栗町の元宮と御旅所へと渡御するそうです。

見どころ

◇スケジュール◇

試楽祭(しがくさい) 4月5日(土)
8:00~ 13輌の車山が針綱神社に向けて出発。城下町をお囃子と共に巡行
10:00~ 車山 針綱神社前に集結 各車山が順番に「からくり」を披露
18:00~ 針綱神社前で13輌の車山が提灯の点燈を始める。※提灯の数 365個

順次出発 お囃子と共に城下町を巡行

21:45 各町内帰着
本楽祭(ほんらくさい) 4月6日(日)
8:00~ 13輌の車山が針綱神社に向けて出発。城下町をお囃子と共に巡行
9:00~ 車山 針綱神社前に集結 ※犬山城と針綱神社を背景に祭礼順に整列

順番に「からくり人形」、「練り物」を奉納

※車山は「からくり」奉納後、外町に7輌、余坂町の6輌の二手に分かれて順次出発。6町内の奉納後に針綱神社のご神体をのせた神輿渡御があります。

18:00~ 外町と余坂町でそれぞれの車山が提灯の点燈を開始

順次出発 お囃子と共に城下町巡行

21:45~ 各町内帰着
見どころポイント
  • 昼と夜とで車山の表情の変化が楽しめる。昼は華やかな桜を背景に、夜は365個の提灯が燈され豪華絢爛な車山がご覧になれます。
  • 車山の曳き回しで行う「どんでん」、「車切」は迫力満点!
  • 金襦袢を身にまとった稚児たちの太鼓演奏。若者たちのお囃子演奏。
  • 各車山が披露する「からくり人形
  • 3つの町内の「練り物」の披露

 

何といっても、愛知県有形民俗文化財指定された3層の車山は是非ゆっくりご覧いただきたいです。「犬山型」という構造の車山で、「どんでん」や「車切」のように迫力がある動きにも耐える丈夫で豪華な車山です。

※「どんでん」曲がる時に片側の車輪を固定して、もう片方の車輪を手古衆が持ち上げて角を曲がる方法。

※「車切」曲がる時に片側の車輪を固定して、もう片方の車輪を強引に引きずって角を曲がる方法。

見どころ沢山!!ぜひ楽しみに会場へ向かわれてください♡

車山(やま)の紹介

全部で16町内の車山が、参加します。

私が知っている車山行事の中でも、最も多い車山の数です。

全て紹介させていただきます。地元の方以外は、馴染みがなくわからない町や車山名だと思います。なんとなく、さらっとご覧ください。

車山の画像は、公式ホームページで確認いただけるようご紹介させていただきます。

町名 車山名 からくり人形
技町 遊漁神(ゆうぎょしん) 遊漁神(ゆうぎょしん)
魚屋町 眞先(まっさく) 乱杭渡り(日蓮上人星下りの図)
下本町 應合子(おうごうし) 應合子(おうごうし)
中本町 西王母(にしおうぼ) 西王母(にしおうぼ)
坂下大本町 小母衣(こぼろ) 小母衣(こぼろ)※練り物
熊野町 住吉臺(すみよしだい) 住吉・白楽天(すみよし・はくらくてん)
新町 浦嶌(うらしま) 浦嶌(うらしま)
鵜飼町 大母衣(おおぼろ) 大母衣(おおぼろ)※練り物
本町 咸英(かんえい) 唐子遊び(からこあそび)
練屋町 國香欄(こっこうらん) 石橋獅子(しゃっきょうじし)
鍛治屋町 壽老臺(じゅろうだい) 石橋(しゃっきょう)
内田 子供競子(こどもけいご)「餌刺・鉄砲組」 「餌刺・鉄砲組」※練り物
名栗町 ほうえい 菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいががみ)
寺内町 老松(ろうしょう) 淡路嶋(あわじしま)
余坂 宝袋(ほうてい) 二福神(にふくじん)
外町 梅梢戯(ばいしょうぎ) 梅梢戯(ばいしょうぎ)

各車山の「からくり」はそれぞれに違い、ストーリがあります。とても繊細に作られた「からくり人形」です。全部を間近で見てみたいものです。

高いところに「からくり人形」を配置しているのは、神様に高いところでご覧いただけるようにと、気づきやすいようにという意味がこめられているのでしょうか!

車山(やま)は依代、お囃子は神を囃す役割として知られています。

神様も、さぞ賑やかで絢爛豪華な車山をみて楽しまれることでしょう♡

車山の詳しい詳細はこちらから

↓↓

犬山祭保存会

愛知の山車

犬山型

「犬山型」

引用:https://www.dashi-aichi.jp

愛知の山車は「名古屋型」「犬山型」「知多型」の三つがあります。

犬山祭の車山(やま)は「犬山型」。

三層の構造となっており、

  • 上山 からくりがくりひろげられる舞台
  • 中山 操り手の場所
  • 下山 演奏する場所

車山(やま)はお囃子の音色に合わせて自町内を練り歩きます。華やかな城下町を是非お楽しみください。

「からくり」について

からくり」は江戸時代から続く技です。車山の一番上で、様々の演技を奉納します。

つい引き込まれて見てしまうほど、繊細に作られています。

近くでからくり人形に触れられる展示会など行われていますのでご紹介いたします。

犬山からくりミュージアム玉屋庄兵衛工房

引用:https://inuyama.gr.jp

住所 犬山市大字犬山字北古券8番地
MAP
入場料・時間 300円(中学生以下は無料)
※犬山市文化史料館の入場券で隣接する城とまちミュージアムの見学が可能9:00~17:00(入館は16:30まで)
駐車場 8台
TEL 0568-62-4802

どんでん館

どんでん館

引用:https://www.aichi-now.jp

住所 犬山市大字犬山字東古券62
MAP
入場料・時間 大人100円(中学生以下は無料)
※ 料金は変更になる可能性がございますので公式サイト等でご確認ください9:00~17:00(入館は16:30まで)
駐車場 無し
TEL 0568-65-1728

ミュージアムでは、展示してある「からくり人形」を間近で見ることができ、実際に動かしたり体験をすることができます。

興味がある方は、是非一度行ってみてください。

TVでも紹介されているのを見ました。DAIGOさんが実際に行かれて紹介していましたよ。

さすが、犬山市は注目されていますね!!

実は私は、愛知県在住。行ってみようと思いました。(笑)

「練り物」について

「練り物」は当時の流行や趣向をこらした作り物を用い、仮装などをして披露することです。

犬山祭のはじまりは、1635年(寛永12年)になります。馬の塔と茶摘みの練り物をだしたことがはじまりで、その後規模が拡大していきました。

江戸時代中期ごろから、練り物から、造形物主体の車山の祭りへと変わっていき、現代のような祭礼になったそうです。

まとめ

犬山祭の見どころ、魅力を紹介させていただきました。

犬山祭に初めて行く方のお役に立てたら幸いです。

愛知県を代表する、素敵なお祭りです。

是非行ってみてください♡

 

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