愛知県岡崎市で行われる能見神明宮大祭(のみしんめいぐうたいさい)について、日程や詳細、見どころをご紹介します!
夜になると山車に提灯が灯り、とても綺麗なのが見どころの祭りです!
能見神明宮大祭(のみしんめいぐうたいさい)とは
愛知県岡崎市能見町周辺地区のお祭りです。岡崎三大祭りの1つとして有名です!
●菅生神社(すごうじんじゃ)夏病みを除災する夏祭り
●岡崎天満宮 豊作を祝う秋祭り
「能見神明宮」の収穫を祈願し行われる例大祭で、5月の第2土曜、日曜日に行われます。
「御神輿渡御」や、全部で8台ある山車が町を練り歩く「山車の町曳き」が見どころ!
手踊りの披露、お囃子(おはやし)の演奏が祭りを盛り上げます!
氏子町
- 元能見北町
- 能見北之切
- 能見中之切
- 能見南之切
- 材木1丁目
- 材木2丁目
- 松本町
- 元能見南町
- 元能見中町
- 城北町
8台の山車
⚫︎元能見北•城北•柿田町山車 ⚫︎能見北之切山車 ⚫︎能見中之切山車 ⚫︎能見南之切山車 ⚫︎材木2丁目山車 ⚫︎松本町山車 ⚫︎元能見南町山車 ⚫︎元能見中町山車
各組の山車は、それぞれ特色がある造りをしています!見るのも面白いですね!
山車8台は、能見神明宮に町内ごとに山車を収める車庫があるのでそこで保管されています。
山車の特徴
元能見北町•城北•柿田町の山車は彩色箔押しされた欄間彫刻を施し、改造されていないシンプルな山車。
能見北之切の山車は、昔の二層の三河系の山車から大正初期に単層に改造され、その後も2度改造されている。檜材の白木作り。
能見中之切の山車は、鳳凰の懸魚など、白木彫刻で飾られる。後部に「能中」と書かれた赤幕がある。
能見南之切山車は、こちらも昔江戸の後期に作られ、当初二層式。大正時代に今の山車に改造されている。山車の前方の柱飾りの龍の目に光が当たると雨が降るといわれており、白布で目隠しがしてある。12年に一度、辰年に巻き替えられる。
材木2丁目山車は朱塗りの高欄が美しい。
松本町山車は神明宮の山車では最大の大きさ!
元能見南町山車は総白木作りでやや小さい。お囃子は評価が高く、毎年、岡崎市で開催される「家康まつり」に参加。
元能見中町山車は朱塗りの前柱や紅蘭と、「友禅夢樹」という加賀友禅の技法をこらした行灯で、神明宮の山車の中では1番の華やかさ!
2024年の日程
能見神明宮大祭 | |
日程 | 2024年5月11日(土)、12日(日) |
場所 | 神明宮氏子区域一沿11ヶ町 |
住所 | 愛知県岡崎市元能見町42-1 |
MAP | |
問い合わせ | 0564-22-6706(能見神明宮) |
2日間のスケジュール
11日(土) | 行事 | 場所 |
10:00 | 山車のお祓い | 境内 |
10:30 | 前日祭 | 本殿 |
13:30. | 己女の舞奉納 | 山楽殿 |
15:00 | 稚児行列•境内余興 | 宵祭り会場付近〜境内 |
17:00 | 宵祭り•山車揃え | 宵祭り会場 |
18:00 | 子供連練り込み花火 | 境内 |
19:20 | 神前花火奉納 | 境内 |
午前中は大事な神事が行われて、夕方から稚児行列や余興、山車のお披露目、花火奉納が行われます!
稚児行列
お子様の健やかな成長を願い行われる催しです。平八稲荷前より能見神明宮まで約300mを行列をなして歩きます!
参加費1名7,000円 申し込み4月29日までとなります。
申し込みに関しては能見神明宮のHPをご覧下さい!
宵祭り•山車揃え
各氏子町の山車が並び、各町の特徴のある山車を間近で見れます!
暗くなってくると、山車に提灯が灯ります!
子供連練り込み花火
子供達による、花火の奉納です!
神前花火奉納(手筒花火)
愛知県の東三河地区は手筒花火発祥の地で有名で大筒の花火が主流です。それに対して、岡崎市がある西三河は手で持つ「羊羹」という手筒花火になります!
上に向かい噴射するような花火で、最後は地面に向けてパンッと火花が噴射します!
これを「ハネ」というそうです。
手筒花火は、五穀豊穣、無病息災、家運隆盛を願い行う祭礼です。
危険ですが、火の炎は祭りでよく使われますね!炎の光で厄除けや魔除けをする意味もあるそうです。
12日(日) | 行事 | 場所 |
8:00 | 御神輿渡御 | 氏子町内 |
12:00 | 本祭 | 本殿 |
13:00 | 山車町曳き | 氏子町内 |
13:30 | 己女の舞奉納 | 神楽殿 |
15:00 | 境内余興 | 境内 |
19:20 | 山車宮入り出発 | 神明橋付近 |
21:00 | 大祭終了 | 本殿 |
御神輿渡御
現代には珍しい、昔のかたちそのもので行われています。
神明宮の御神体は天照大神(あまてらすおおみかみ)です。御神体を神輿に遷し、先獅子を先頭に行列を組んで、各町内を巡行し、御旅所でお祓いをします。
渡御の各役割は各町や厄年会で分担され厳粛な雰囲気もあるそうです。
この図↓のように行列が組まれます!
御神輿渡御行列図
山車町曳き
各町を山車が練り歩きます。
各所で、山車に仕込まれている舞台を出し、子供の手踊りの披露などがあります。
踊りの先生が後ろで見守る中、子供が立派に踊りを披露します。
子供達は4月から練習に励み、この日を迎えるのだそうです!
とても可愛くて、見惚れてしまいます。
踊る子には、町内の方々から「はな」と呼ばれる祝儀が投げ込まれます!
山車の巡行をしている時は、踊り子達は飾りを付けた軽トラの荷台に乗せられて移動します。これがまた可愛い♡キュンです!
そして、山車の車中では、お囃子の演奏がおこなわれます!
踊りも、お囃子も大人も行いますが、現代は子供に、主役が移ってきているみたいです。
先頭を歩く獅子も子供達が数名で、持って歩きます。子供獅子や神輿も見られますよ!
子供達も晴れ舞台で、意気込んで参加している様子で、お母さん達も子供の成長が見れて感動することでしょう!
山車宮入り
19時に1箇所に集まった8台の山車に一斉に灯りがともります。
19:20出発!
暗くなり、提灯に灯りがともった山車が移動していく風景はとても綺麗です!
山車は神明宮へ向かいます!
そして、21:00本殿にて終了します。
見どころ
見どころとして押さえておきたいところを、まとめておきます!
●神前花火奉納(11日)
●御神輿渡御(12日)
●山車町曳き(12日)
●山車宮入り(12日)
交通規制
山車が練り歩くので、町内では交通規制が行われます。
2024年の規制情報の詳細が分かり次第、掲載致します。
アクセス
電車
⚫︎名鉄名古屋本線 東岡崎下車 北口の名鉄バス4番乗り場で乗車 「神明社前」下車 徒歩3分
⚫︎JR東海道本線 岡崎駅下車 東口名鉄バス2番乗り場で乗車 「神明社前」 下車 徒歩3分
車
⚫︎東名高速道路「岡崎IC」より約10分
⚫︎伊勢湾岸自動車道「豊田南IC」より約25分
駐車場
祭り期間中の、駐車場は設けていないので、近くの公共の駐車場を利用するようになります。
※交通規制情報と一緒に近隣駐車場の紹介も追記させていただく予定です。
近隣に駐車場はあるのですが、混雑状況や規制区間により紹介できるところも限られます。ご了承下さい。混雑回避の為に、公共交通機関の利用をおすすめします。
屋台
境内には屋台も立ち並びます!
やはり屋台があると祭りは賑やかですね。
人も集まります!
日常と違う、特別な日で神社も賑わい、神様も喜びますね⭐︎
まとめ
今回のまつりは、筆者の住む町からも近く、身近で祭りを味わうことができます!
この日がくるのが楽しみです!
遠方から来る方は、近くには「大樹寺」があります!徳川家康の先祖の松平親忠(まつだいらちかただ)が建立した寺院で松平氏と徳川将軍家の菩提寺(ぼたいじ)です。
岡崎市の観光名所ですので、ぜひお立ち寄り下さい!
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